TEARS

あれほど近くにいたのに 誰よりも遠くなる どんどん離れていく あれほど何時もいたのに すれ違うことすらなくなる どんどんどんどん見えなくなる 曖昧な記憶を辿り 浮かび上がっては 日々の中に埋没し 幸福と引き換えに忘れ去られ 静かに僕は死んでいく 誰の…

ヨゴレタハナ

色んなもの失くしたね …らしさ 輝いてたもの 純粋なもの 真っ直ぐなもの 信じれるもの 本来の… 押し潰され へこまされ 掻き回され 打ちのめされ ね、言ってたよね だからそばで全部何もかも引き受けてあげたかった きらきらとずっとそのままでいられるよう守…

永遠の詩

寒空を一羽の鳥が 東の空目指し飛び立つ 躊躇いなく自由な翼拡げ 忘れ物など無いように 真っ直ぐに悠々と飛んでいく どんどん遠くなる どんどん小さくなる あっという間に見えなくなる それでも空を仰ぎ その軌跡を追う 目を閉じ また舞い降りる鳥の様子を描…

ヒトリ

ナンダ ソウダッタンダ モウ トドカナインダ ナミダハ デナイケド ココロガ オレタンダ アナタヲ シッテルキデ イママデイタケド シラナイコトノホウガ オオイミタイ アイタクテアイタクテ ワガママニナレナクテ イイヒトダナンテ ツゴウイイダケ コイシクテ…

そう何でも幸せは君の中にあるから

霙混じりの冷たい雨が舗道を濡らす 静かだ 遠くを行き過ぎる 郵便配達夫のバイク音すら聞き取れるほどに 皆それぞれの場所へと帰り 穏やかに暖かに過ごす元旦 昨日と今日 年が明けたからといって違わない、か ううん 独りで過ごすとそこが違う 大晦日の夜は…

kiss hug

3つめ4つめと数えた星の涙に願う あなたの傍にずっと居たい 朝には雪が降った その夜に 頬を紅潮させ向かう道のり 思い巡らせ 辿りつく部屋の灯り 迎える笑顔に少し照れながら 台所に立つ姿をずっと目で追う その部屋であった いろんな事 今年流行った歌を聴…

泣いたのは僕だった

[ 2008年を振り返る ] 浮き足立ってた 年の始めから 夢が叶うという現実に半信半疑 多忙も加わり準備も無いまま迎え 夢の先追いかけるあまり空回り 一進一退繰り返し疲れ果て 夢は夢で終わり 絶頂を迎えるはずの年の暮れ 幻を抱き混沌とした中に 安らぎを覚…

ユキノハナ

飴ちゃん舐めてるやん。 そしたら数分後、そやな三分ぐらいでか まだ全然原型留めてるままに 「ガリガリッ」 噛み砕いてしまう。 ほら、飴ちゃんは舐めるもんやん。 噛み砕いて食べてもうたら そらもう、あっという間に口の中で溶けて飲み込んで 飴ちゃん本…

たとえ朝日が昇らなくても たとえすべてを失くしても いつまでもあなたを探してる

ホラ キリヒライテ ミセテアゲヨウ スウジカンデ コンナニモ ミタサレテイル セツナサト ウレシサ イトシサト サビシサ スベテノ カンジョウ イッキニオシヨセ ナミナミト ミタサレ コレヲシアワセト ヨブ デモ ケイカスル アエナイジカン チイサナアナガ ミ…

過ぎてく過去は全て自分の通り道

街の灯りが ひとつ また ひとつ 消え始める 始発電車の車窓 流れる風景 時が止まり ざわつく心 後悔でもなく 羨望でもなく 甦るあの日 何も持たず 膨らんだ夢で奮い立たせ 飛び乗った夜行列車 暗闇を抜け 明け方の東京 寂しさと興奮 錯綜する心 置き忘れた夢…

LIFE

忘年会、新年会とここから飲む機会がやたら多いわけなんやけど 招かれるぶんには気楽なもんさね。 年末に一件、二月に一件と幹事やらなあかんのがあって 年末のは女のひとばかりを仕切るんやけど これはまあ、立場的に楽っちゃあ楽なわけで二月のが大変。 遠…

12/4 [ MN ] 「じゃあ味噌カツで」

今日は仕事中、道理に合わないことで恫喝したとまでは言わないまでも 注意を促すようなことが三件もあったりで気持ちがささくれてたりしてたんだ。 そんな心をなだらかにしていく。 笑ってる顔見てるとこっちまで嬉しくなってくるよ。 うん、変わらず出過ぎ…

たとえ私が あなたの世界の景色だったとしても

23時になれば 窓を開け東南の空を見る 静まり冷えきった空気が 微かに伝えるエンジン音 雲の流れに見え隠れする主翼のランプ 最終フライト もたげた胴体を彼方へと向け 闇が不明にさせる軌跡 遥か遠く ランプイン出来る港を目指す 師走とはよくいったもので …

FLOWER OF TIME

穏やかに晴れ上がったと思えば 突然覆う雲が空を変えていく クリスマス準備整った街 賑やかに行き交う中に二人の姿 遡り繋がった時間 募る想いで何も話せないまま ただ頷き他愛なく笑い 過ぎゆく時間を惜しむ ただ見つめるばかり 伸ばせば届く温もりに 込み…

誰よりも愛してる自信はあるけど誰よりも愛されてる自信はないから

さにゑさんが "The Giving Tree" について言及してたので 何か自分も書き記したくなった。 大きなりんごの木がありました 木は毎日遊びに来る その男の子が大好きでした 男の子は葉っぱを集めたり 幹を登り枝でブランコしたり りんごの実を食べたり かくれん…

あなたがいるなら もう少しだけ生きてみようかな

連休何それ食えるの食うたったので本日、代休日。 日曜の朝とは違う騒々しさの平日の朝をゆたりと迎え のこのこ起き出して、これまた向かうインフルエンザ予防接種。 タミフル騒動の時タミフル服んでマジでしんどかったからね。 うんうん唸っとったもん。 あ…

繋がった冬の星座

張りつめ冷えきった空気が 雑音を取り払い 浄化していく 剥がれ落ちた無垢な心を 青白く瞬く リゲルに託す 冬が来るたび 東の空見上げてみて この声を 代わって話しかける ずっと… [ DRAMA ] 流星の絆 何で冷えピタやねん? とおもてたら ここまで引っ張る小…

WINTAR SONG

すっかりと寒くなったね というか もう冷えるよ ダウンのポケットに手突っ込んで 肩を窄めて向かう朝 昨夜の木枯らしで 落葉で埋め尽くされた路面 今年ももう終わるね 込み上げる思い そっと呟く 帰り道 日中の多忙さから 解放されると朝の続き 駅から出た途…

11/14 別記

[ MN ]まるで共にあるように この心 見透かしているかのように 救い出しては優しく包み導いてくれる この七年間 いつもいつだって

そっと過ぎ去っていく季節の中残された僕だけ

頬をかすめる風が心地よく 真っ青に晴れ上がった空 ただ他の人らと同じように 賑わう街で待ち合わせ 雑踏の交差点見失わないよう手を取り 紅く染まる木々眺めつつ歩く ただ道行く人らと同じように ウィンドウに駆け寄り指を差す 頷き店へと入り微笑み合う 取…

TRUST YOUR VOICE

今日は買いもんに行ったよ 寒くて昼ぐらいまで布団から脱け出せずにいたよ 起きてコーンスープにもちもち食パン食ったよ 「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」 またレンタル中で借りられへんかったよ 通勤着に冬用アウター二着と普段用にニッ…

JOY

'Cause you give me joy And being together feels so good I want to thank you for tha chance To live this life like you should and you know That you give me joy You're all I ever want to know 夕刻より降り始めた雨が上がり 濡れた舗道が灯りを映…

泳ぎ疲れて君まで無口になる

いつもの朝の通勤路 駅まで道の両側を覆うように続く 桜並木も色づき早々枯葉を落とし 風が足許へと運ぶ 空を見上げ 春には満開だったその道を思い浮かべる 移ろう時の早さが離れゆく距離となり 知らないことがまた ひとつ増え ふたつ増え いつしか全く知れ…

見えない星

少し目を離すと見失う 選ぶのに夢中で棚から棚 本が好きやったね あっちの列こっちの列 姿求めて探し回る 本を手にし読む後姿 一呼吸置いて声掛ける 「何かいいのあった?」 本が好きやったね 本屋に立ち寄ると 探し出そうとしてしまう今も 懸命になってる後…

REAL

それは唐突に 仕事から解放されると訪れる 迷い彷徨い下を向き歩く帰り道 家へとたどり着き 僅かな肴でロング缶を空け 風呂へと入り溜息ひとつ パジャマに着替え部屋へと戻り 十時までテレビをつける事もなく 何かを求めて整理をつけるがごとく 昨夜観た「オ…

夕暮れに伸びる影幸せのかたちが変わる歩き始めた大丈夫だよ

夢を見る 大きな桜の木のある川の土手を歩いてる 前を歩く小さな姿 振り返り存在を確かめては すぐに追いつける歩幅で前を行く 名を呼ぶ 嬉しそうに駆け寄る 抱き上げると陽光が眩しいのか 弱々しく眼を細める ゆっくり降ろしてやると 尾を上げ走り出す 「そ…

LAST WALTZ

一段と冷えた空気に 弱々しい声が さらに胸を騒がせる 越えられずにいる境界線 信号変わるももどかしく 降りようとする遮断機をすり抜け 線路伝いの道を曲がり 階段を駆け上り 今すぐその扉を叩きたい 越えられずにいる境界線 彷徨う心 小さく萎み 消え入り…

HELPLESS RAIN

雨音に 目が覚める 窓を開き 暗い外を確かめる 次から次と雨粒が 屋根に落ち 樋を伝い 軒下を濡らす 見上げた先 高校のグランドを 駆ける姿もない 静かな休日 ただ 雨音だけが 耳へと響く 唐突にディズニーが観たくなりレンタル店へ向かう。 知らぬ間に店の…

涙の河を繕ふようにして

たくさん歩いた 本当に たくさん歩いてきたんだ でも覚えていることなど ほんのわずかかもしれない 日々の後先 それは確かに望んだもので 前略 何だかいつまでも暖かい日が続くね 過ごしいいのはいいけど 心と反比例するようで 高く遠く眩しく感じたりしてる…

最愛

有り得ないか? 「有り得ない」と笑うのか? 「有り得ない」と笑うは “最愛”という言葉を 軽々しく使う自分自身を笑う 「有り得ない」と笑うは “最愛”という記憶が 見当たらない自らの生き方を笑う [ CINEMA ] 容疑者Xの献身 涙で席を立てずにいた。 よかっ…