HELPLESS RAIN

雨音に
目が覚める
窓を開き
暗い外を確かめる
次から次と雨粒が
屋根に落ち
樋を伝い
軒下を濡らす
見上げた先
高校のグランドを
駆ける姿もない
静かな休日
ただ
雨音だけが
耳へと響く



唐突にディズニーが観たくなりレンタル店へ向かう。
知らぬ間に店のレイアウトが変更されてて探しずらい。
まあでも、その分以前よく来たことへの痛みを感じずに済んだ。
これまた知らずに来たんやけど三日間限定で旧作80円レンタルやって。
たまにはラッキーなこともある。
いや、こんなんで小刻みに運を使いたないなー。
最近、感動するような幸運とんとないもんなー。
仕事ではそうでもないんやけど。
仕事で運使い果たすなんて嫌やんか。
もっと他に何かあるやろ。
もっと他で何かパーッと晴れるようなん欲しいわ、パーッと。
ブツブツそう心で自問自答繰り返し
一通り、棚を確認し目当てのディズニー二本と洋画一本邦画二本を借りる。
レジカウンターから振り返った時
併設される本屋に立ち読みする後姿の幻を見そうで足早に立ち去る。


缶のジントニック片手に衝動を確かめるべく「ノートルダムの鐘」を観始める。
ミュージカル仕立てな導入部に違和感。
今日の気分にしっくり来ない。
やっぱピクサー作品にしたらよかったと思いつつデッキオープン。
他に借りた邦画を観る。


[ CINEMA ] サヨナラCOLOR


もう細部に至るまで竹中直人の思い入れたっぷりな私的作品。
出演者も然り。
そこに共感出来るかどうかで評価の分かれる作品やと思う。
彼の目線、心情、特に恋愛観を見たような思い。
永遠の片思い。
年齢により変遷していく愛し方、愛され方。
淡々とした中に竹中直人独特の笑いを加え
重くない柔らかで優しい映像を綴る。
それに一役買ってるのは何といっても原田知世
彼女の持つ清廉さが活きている。
昔は単に線の細さがそう映ってた部分が大いにあったやろうけど
年齢を経て見る彼女は本当の清廉さを得たように思った。
本作品もやけど竹中作品って主演女優で半分以上出来上がってるんやないかな。
そこを軸にイメージ膨らませて創り込んで行ってるように思う。
世代的に共感出来る佳作。



[ DRAMA ] 流星の絆


結局「七瀬ふたたび」も観ず、今クール観てるドラマはこれだけ。
まあ、東野圭吾原作っていうのと主題歌と二話のお楽しみ目当てに。ぷぷ。


ここまではクドカンの脚本やって感じず観れてる。
所々少々うざいけど。
いや、テンポの良さや台詞の言い回し等にはクドカンを認めてはいる。
確かに面白く仕上げるとも思ってはいる。
けど、いつからか狙い過ぎ感が否めずテンポの良ささえも単調に思えてきてんな。
原作や出演者への配慮というかクドカンであることをアピールし過ぎてて
映画でもドラマでも感情移入出来ない場面にちょくちょく出くわすので
現在のところ余り好きな脚本家ではない。
このドラマではどう展開していくんかな。


それにしても謎の女。
謎いうかストーリーに全然絡んでないやん。
でも、久しぶりにブラウン管越しでも姿を見たら何故かニマニマして心和んだ。
うん、良かった。
色んな思い重ね合わせて見るからやろうけど
やっぱり今も好きやなあ。他とは一線を画してるもんなあ。


て、ことで
ドラマは見続けます。